久しぶりの更新となりました。皆さん、6月に入って蒸し暑くなってまいりましたが、お元気にされていますか?
突然ではありますが、タイトルの「腐った豆腐♬」というフレーズに聞き覚えはありませんか?
わたしが子供の頃には「いち、に〜、さんまの尻尾〜♬…」とよく歌っていた数え歌の歌詞の中で、9と10は「く(9)さった、とう(10)ふ♬《腐った豆腐》」でした。子供の頃は、どうして腐った豆腐なんだろう?と不思議に思っておりましたが、理由はまさに豆腐がタンパク質が豊富であり、特に腐りやすい食材で有名だという事でしょう。
(ちなみに豆腐の「腐」という漢字と腐りやすい事とは関係なくたまたまだとか…)
まさに先日お伺いした独り暮らしの利用者さんが豆腐を腐らせてしまい、体調を崩してしまったと聞きました。高齢者の方にとって豆腐は比較的食べ易いタンパク源と思われますが、独り暮らしの高齢者の方にとっては一丁の豆腐サイズがとても大きいそうです。そのため、1/2や1/4に切り分けて食べられる方も多いと思われます。しかし、これからの季節、食中毒に気をつけるためにも小分けパックを購入されたり、早めに食べ切られた方が良さそうです。
いわゆる細菌性食中毒は高温多湿な気候で発生しやすく、毎年5月から増え始めて、7月、8月にピークを迎えるそうです。o-157をはじめとする細菌は25℃以上、湿度70%で増殖が活性化するとか。その為、除菌や冷蔵保存、加熱調理等の管理が大切だという事です。
在宅で暮らされている皆さんにとって、運動も大切ですが、まず生活の基礎として、食事や睡眠をはじめとする体調管理はとても大事です。特に私たちの世代と違い、高齢者世代の方々は食べ物を粗末にせず、最後まで食材を大切に食べられる方が多い印象です。生活の場で看護やリハビリをサービスさせて頂く私たちも、このような点にも注意しながらサービスさせていただき、利用者さんがいつまでも住み慣れた場所で過ごせるようお手伝いしたいと思っています。