自慢はすばらしい(ペクチャー会)

 皆さんご機嫌いかがでしょうか。理学療法士の山崎です。最近北陸地方はめっきり日照時間が短くなり、雨が降る日も多くなって参りましたが空模様に負けじと元気に仕事に励んでおります。これからの季節、この雨が徐々にみぞれや雪に変わってまいります…北陸の長い冬がもうそこまで近づいておりますね。特に冬の間は他の季節と違って地域の高齢者の方々の活動量がめっきりと少なくなってしまい、春がやってくるころには筋力や歩行能力が低下してしまう…実はそんなことが起こりやすい季節なのです。

 その為にも私たちのような在宅支援の療法士が日常生活の中の活動性をモニタリングしたり、運動方法や運動習慣を提供したり、歩行能力や持久力を維持するトレーニングをともに実施したりすることは大切な役割だと感じております。

 


 さて、今回の話題は当事業所のスタッフ3名で参加させていただいた「りくつなケアネット金澤」主催の「第2回ペクチャー会」についてです。


 じつは前回も私は参加させていただいたこの会ですが、前回も非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。この会は他職種が集まり、とあるテーマに基づいてワールドカフェスタイルで話し合う医療・介護従事者座談会であります。ご参加されていた方々は地域でご活躍されているケアマネジャーさんやソーシャルワーカーさん、管理栄養士さん、薬剤師さん、医師や私のようなリハビリ専門職の方々であり、前回は「壁」と言ったテーマでそれぞれの考える壁について語り合うことができたと思っております。



 そして今回のテーマは、なんと!

 

 

「自慢」

 

 

もちろん、私自身普段からこぞって自慢をする機会などなく、はじめは今回のテーマに躊躇してしまいました。

 

ところが!

 

 このような座談会で「誰もが自慢してもいい場」が与えられることで自分でもびっくりするほど、まさに流れる水の如く自慢話をしておりました。

 

  このような自慢話の話し合いに、さてどのような意味があるのか?と言いますと、今回他職種の方々が集まって、それぞれの企業の立場、個人の立場で自慢話をすることで、それぞれの「強み」を共有できるようになりました。「お互い今までは知り得なかったこと」を今回より深く勉強できたのではないかと感じております。

 

  この共有によって、私たちが地域の場において今後さらに質の良いサービスが可能になると思いました。また、このような深い自慢話ができたのはワールドカフェスタイルというコミュニケーション方法による影響も大きいのではないでしょうか。

 

  普段、自慢話をするとよい印象を持たれなくなることが多いとは思いますが、視点を変えると人の自慢をしっかりと聞くことは、相手の強みを理解できるのではないかと感じた研修会でありました。皆さんも周りの人とお互い自慢しあう場をあえて設ける試みをしてみるのもいいのではないかと思います。(山崎雅也)