東海北陸理学療法学術大会

去る10月3日・4日に開催された第31回東海北陸理学療法学術大会にて、当事業所の理学療法士・田中渉が発表を行いました。演題名は「在宅生活をしている要支援・要介護者を対象とした自宅内での転倒アセスメントスケールの作成に向けて」でした。転倒に関する発表や論文は多数ありますが、個人因子や環境因子にも大きく左右される在宅での転倒を既存の評価スケールだけで予測することはなかなか困難なことです。今回、田中は第48回・第50回日本理学療法学術大会で報告した先行研究を元に、独自の評価スケールを用いた前向き調査を行い、その有用性についてを報告しました。今回のスケールはその特性上、いわゆる“臨床的判断”と呼ばれている評価者の熟練を要するものでした。会場で受けた助言等も参考にさせて頂きながら、今後はその“臨床的判断”が何に基づいて行われているのかをより一層研究していきたいと思います。